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2008年10月号

『神有月』

10月に入って 過ごしやすくなりましたね。
いかがお過ごしですか?

10月を旧暦では『神無月』と呼びます。

これは、八百万の神々が出雲に集まるため 「神様がいなくなる月」=神無月
神様が集まる出雲地方では10月は『神有月』と呼ばれている。

ということは、ご存知の方も多いかと思います。

私の知り合いに 出雲出身の方がいらっしゃるのですが、
あるテストで、『神無月』と答えるべきところを『神有月』と答えてしまったそうです。

私の知り合いがテストで誤答したのは、中学生の時だったといいますから、
出雲大社やその周辺では『10月=神有月』
という認識は他の地域に比べて、一般的なものなのでしょうね。

出雲では10月になると、神様をお迎えするための神事が行われ、
また、出雲大社には神様の宿舎の様なものもあるそうです。

皆様は、何故 神様が自分の社を離れて出雲に大集合するかをご存じですか?

諸説があるようですが、一般的には「縁結びの相談のため」だそうです。
出雲大社は縁結びの神として知られていますから、
「縁結びの相談のため」考えるのは自然なことかもしれませんね。

神様が出雲で縁結びの相談をしている間に、
素敵な出会いがあることを期待したいものですね。