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2012年7月号

蓬之です。こうしてまたお便りできますことを心から感謝致します。
6・7月はお客様の男女を問わず、今まで堂々巡りで抜け道の無かった問題から
個人的なアクシデントやショックを通して活路を見出し、解決できる流れになる
そんなお客様が多かったように思います。
頭で解ってはいるけれど、心ではどうしようもなく割り切れないこと
それが恋愛であれ、仕事や対人関係であれ、どなたも長く抱えてきた事でした。
運が開けた方々の共通点としては、周りからはどうあれ個人的な意味で
“とてもショックな出来事があった”ことをプラスに捉える事が出来たことです。
恋や友人、職場や資産だけではなく、ある意味一番大切な
自信や自分の在りようを否定され、壊されてしまった方もいました。
けれどその破壊は、朽ち果てた建物を一度壊して更地にした上で
ぴかぴかの新しい、しかも土台の非常にしっかりした建物を築きなおすという
人生の大工事のような出来事だったように思います。
これをくぐり抜けた皆さまが異口同音にご報告下さったのは
「今までしがみついてはいたけれど、振り返れば柱が折れた家のような物でした」
ということでした。お客様の冷静な洞察力には頭が下がります。
基礎はあったかもしれないし、しっかりしていたかもしれない。
その事を思い返せば離れることは出来なかったけれどどこかで狂いが生じて
柱が折れてしまっていたなら、やはりそれは離れて正解だったのです。
ここで言う柱とは“そこに留まり続ける意味”を指します。
意味があったり必要であれば、留まり・守るべきだと思います。
けれど、喜びより苦しみの方が多いように感じられるのなら
自分が重く大きな屋根を一人で支えているような気持ちになっているとしたら
どうかご自身を直視なさってご覧になることをお勧め致します。
新たな幸せばかりではなく、今ある問題のリフォームに繋がるかも知れません。
辛いように思えるこの時期は、実はダイナミックな開運の時期でもあるのです。